― 限られた時間でも、合格は目指せる ―
はじめに:限られた時間でも、学びは止められなかった
私は共働きの家庭で、2人の子どもの育児をしながら、資格取得を目指して勉強してきました。
家事も育児も分担しながらの毎日は、正直、楽ではありませんでした。
それでも「勉強する」と決めたのは、自分の人生で、何か一つ “本気でやりきった” と言えるものが欲しかったからです。
この記事では、私の経験をもとに「仕事・家事・育児と勉強の両立」について、具体的な時間の使い方や、考え方のヒントをお伝えします。
忙しい毎日に、勉強をどう組み込んだか
平日のスキマ時間を最大限に活かす
私にとって、勉強時間の軸は「スキマ時間」でした。
まとまった時間はほとんど取れません。だからこそ、細切れの時間をいかに活用できるかが鍵でした。
通勤時間(電車)
- 行き:座れることが多いため、テキストや一問一答形式の問題集を解く。
- 帰り:立っていることが多いため、スマホの暗記アプリで学習する。
昼休み
- 一次試験期:過去問の演習。
- 二次試験期:与件文や設問の分析、解答骨子の作成の練習。事例Ⅳの場合は、論点別(経営分析、CVP、NPV)の過去問演習や復習。
在宅勤務の日
子どもを保育園に送ってから始業までの時間を活用。
夜
家族が寝静まったあとが、まとまった時間を確保できる唯一の時間帯でした。
一次試験のときは問題演習や、理解の浅い論点を時間をかけて復習(私の場合は経済学が苦手で、時間がかかりました)。
二次試験のときは過去問を80分で解く→翌日のスキマ時間に『ふぞろい』などで解答の確認と復習。
お風呂の時間も利用しました。アナログですが紙の単語帳を作り、気軽にインプットとアウトプットを繰り返しました。
休日は「少しだけ集中」の意識で
子どもがお昼寝している時間、夜に家族が寝たあと——休日もこの時間が頼りでした。
ただし、あくまで家族との時間を優先し、勉強はその “すき間” に滑り込ませるような感覚で続けていました。
計画性とメリハリが、継続のカギ
「気分で勉強する」のではなく、「何をやるかを決めておく」。
これが、私の中で最も効果的だった考え方です。
たとえば、
- 月曜~金曜の通勤時間はこの科目の復習
- 昼休みは、対策する論点を一つ決め、その論点の過去問を解く(一次試験対策では、『過去問マスター』(同友館)が論点別にまとめられており、便利でした)
- 夜は事例Ⅰ~Ⅲから選んだ過去問、翌朝はその復習
「今日は何を勉強しようか」と迷う時間をなくすことで、限られた時間を勉強に集中させることができました。
勉強よりも「家事・育児・仕事」を優先する
これはあくまで私の考えですが、「家庭や仕事を犠牲にして勉強する」という選択はしませんでした。
家事も育児も、パートナーとの関係があってこそ成り立ちます。勉強することでそのバランスが崩れるなら、それは本末転倒だと思います。
実際、妻からの理解を得られなかった時期もありました。しかしそれは当然のことだとも思っています。彼女にとっても、目の前の育児が本当に大変な時期でしたので。
なぜ、続けたのか
正直、勉強をやめようと思ったことは何度もありました。
時間も足りず、成果も出ず、妻との関係もうまくいかない。
それでも続けた理由の一つは、「何か一つ、自分の中でやりきったと言えることがほしかった」からです。
高校、大学、就職、転職——振り返れば、どれも中途半端でした。ずっと、胸を張って「これをやった」と言えるものがほとんどなかった。だからこそ、今回だけはあきらめたくなかった。
もちろん、資格は持っているだけではなく、活用することで真価を発揮することは理解しています。でも、なんとか現状を打破する武器がほしい。自分を肯定し、前進したい。
その思いが、私を支えてくれました。
学びを続けて、変わったこと
試験に合格し、ようやく登録までできた今、ようやく少し自信が持てるようになりました。
仕事への視野も広がり、世の中を見る角度も変わりました。政治や経済のニュースが自然と頭に入ってくる。やりたいことも増えてきました。
- 社内外で役立つ研修を企画したい
- 新規事業を提案してみたい
- 経営に関する支援やアドバイスができるようになりたい
あの頃の自分には想像できなかった未来です。
けれど、あの時間があったからこそ、今があります。
私は今、中小企業診断士協会への入会を考えています。
新たな経験を積めることを私は期待しています。そしておそらく、また壁にぶつかるでしょう。でも、今の私にはその壁に立ち向かう勇気があります。実力はまだなくても、前向きな気持ちがあります。
おわりに:あなたも、できる
もし、今この記事を読んでいるあなたが、
「子育て中で勉強なんてできない」「忙しすぎて無理だ」と感じているなら、伝えたいことがあります。
完璧でなくていい。
続けられれば、それで十分です。
スキマ時間でも、夜に少しでも、迷わずに1ページでも開けたら——
その積み重ねが、確実に前に進む力になります。
私にもできた。あなたにも、きっとできます。
追伸:モチベーション維持のちょっとした工夫
合格したらやりたいことを、スマホのメモに書いていました。
- リストアップした読みたい本を片っ端から読む
- お気に入りのカフェを探す
- 普段の仕事であまり使わないパワポやエクセルの勉強をする
など、小さなことでかまいません。
それが、自分を前に進ませる “ごほうび” になったりします。
追伸2:さらに具体的な勉強法について
私が実際に使用した教材や勉強方法について、需要があるようでしたら今後記事にまとめたいと思います。